イギリス写生旅行記 Part.1・Part.2(まだ読んでいない人はこちらをクリック)に続いて・・・
昨年の今頃はイギリス写生旅行の準備をしていたなぁと思い返してブログを開いてみると、私って、なんてうっかりはちべえ、旅行記を完結するのを忘れてしまっておりました。今さらですが、遅ればせながら。。
コッツウォルズを後にした池田清明スケッチツアーの締めくくりは、ロンドン。
ロンドンと言えばやっぱりこれですね。
少しお天気があやしかった午後、タワー・ブリッジを4号におさめました。
この絵を描いているときに起こった、ちょっとしたハプニング!!
タワー・ブリッジがちょうどいい角度で見える場所にイーゼルをたてて、はりきって描き始めると、ポリス(警察)がやってきました。厳しい表情で何か言ってきます。どうやらこの場所で絵を描いてはいけないといっている様子。しょうがなく父と生徒さんたちは、パレットをたたみイーゼルを片付け始めました。以前の旅行でも、この辺りで絵を描いたのにと、父は腑に落ちません。。
するとちょうど添乗員さんが戻って来て、ポリスに詳しく話をしてもらうと、ここは商売禁止地区とのこと、つまりポリスは父たちが実演販売をしていると思ったらしいのです。
晴れて誤解はとけ、またイーゼルをたてなおして制作再開となりました。
さて、私達の宿泊したホテルのとなりは、リージェンツ・パークという広大な敷地の公園です。
ロンドンの数ある公園のうちでも最も美しい公園と言われているそうで、よく手入れされた芝生は青々と、花壇には季節の花々が色彩豊かに植えられ、池ではかわいい水鳥たちが遊ぶ、とても素敵な公園でした。
その中に、クイーン・メアリーズ・ローズガーデンという、すばらしく豪華なバラ園があります。さすがガーデンの国、イギリス、400種類ものバラが植えられているそうで、甘い香りも大きさも見事!
日光浴をしたり、読書をしたり、ロンドンの人々が思い思いに憩いのときを過ごしていました。
絵を描き終わって一休みの父です。あれあれ、隣も隣もみんな男一人で憩っている。。
ロンドンでは、ナショナルギャラリーのほかに、今回初めてコートールド・ギャラリーを訪れました。印象派の名画が数多くコレクションしてあり、またその建物や内装もイギリスらしい、とてもいい美術館でした。
ルノワールの名作を眺める父と沙絵子。
ナショナルギャラリーではレンブラントの作品にみなぎる渾身の力に感動し、コートールドではルノワールのやわらかい色気にポッとなる父でした。
今回も、楽しい思い出と、9枚もの作品とともに無事に旅行を終えることができました。同行した教室の皆様には、みんなで仲良く盛り上げてくださり、本当にありがとうございました。また、私達の希望に尽力してくださり、臨機応変な対応をしてくださったJTBの方、添乗員さんに感謝いたします。
-完-
P.S
父が絵を描いている間、私と妹と母は三人でショッピング~♪
戦利品はコチラの白いドレス↓
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