「清明賞」

昨年、母校の笠岡市立神内小学校に「瀬戸の秋」を寄贈しました。
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それを記念し、、「清明賞」が生まれました。
毎年、1年から6年までの各学年で一人づつ、図画工作を頑張った生徒に贈られます。

先日1月24日、第一回「清明賞」の授与式が、神内小学校体育館で開かれました。校長先生の挨拶のあと、父が、受賞した生徒一人一人に表彰状と父が選んだ副賞(プロ用の画帳やクレパスなど)を手渡し、それぞれの作品について講評いたしました。

いもほり体験、校舎、お話などを題材にした子供たちの作品

小学校の先生より、事前に子供たちの作品をメールで送っていただき、私も父と一緒に拝見しました。みな、素直な気持ちでのびのびと描いた、とても楽しい作品でした。一生懸命絵を描いているという気持ち、絵を描いていて楽しいという気持ちが伝わってきました。そして、自分が子供の頃の無邪気な気持ちを思い出し、とても清々しい気持ちになりました。
あー、絵とは、見る人に素直な気持ちや幸せな気持ちを思い起こさせるような心のこもったものであるということが一番大切なんだなと、しみじみと思いました。

父は、最近の学校教育の中で、学問の方ばかり重要視して芸術の時間を縮小する傾向があることに疑念を抱いています。
絵、音楽、ダンスなどの芸術は表現力というものが大切な分野です。心がなければ表現はできません。また逆に、心がなければいいものを見ても、感動することができません。芸術の時間は、豊かな心を育てるための大切な時間なのだと父は言います。

この「清明賞」が励みとなり、学校をはじめ地域の人々が、芸術を通して子供たちの心豊かな成長を応援する環境を作り続けていってくだされば、それが何よりの父の願いです。

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